Samsungが決算発表で、なかなか興味深い計画を発表した。Galaxy S25 FEを前年より早く発売するだけでなく、三つ折りスマートフォンやXRヘッドセットまで2025年後半に投入するという。これは、かなり攻めた戦略だ。
Galaxy S25 FE、8~9月に前倒し発売
SamsungのVP、Daniel Araujo氏が決算発表で明言した:
「S25 FEの早期発売によって販売の勢いを維持することに注力します」
前モデルのS24 FEが9月下旬発表、10月発売だったから、今回は約1ヶ月前倒しということになる。8月か9月上旬には発表されそうだ。
これは戦略的に考えると理にかなっている。iPhone 17シリーズの9月発表前に市場での存在感を高められるし、年末商戦により長く参戦できる。フラッグシップのS25シリーズとも時期をずらして、製品間の競合を避ける狙いもありそう。
三つ折りスマホ、ついにSamsungも参戦
個人的に一番注目しているのが、Samsung初の三つ折りスマートフォンだ。Huaweiが先にMate XTを発表していたが、Samsungもついに本格参戦ということ。
三つ折りって、閉じた状態では普通のスマホサイズ、開くとタブレットサイズになる夢のようなデバイス。技術的にはかなりチャレンジングだろうが、実現すれば間違いなくゲームチェンジャーになる。
正直、二つ折りスマホがようやく実用的になってきたのに、もう三つ折りかよ、という感じもするが、技術の進歩は止まらない。
XRヘッドセット「Project Moohan」も年内登場
長らく噂されていた「Project Moohan」が、ついに年内発売予定として正式に言及された。VRとARを融合したMR体験を提供するヘッドセットらしい。
AppleのVision ProやMeta Questシリーズとガチンコ勝負になるわけだが、Samsungがどんな差別化をしてくるのか気になる。価格帯によっては、かなり面白い選択肢になりそう。
その他の新製品も目白押し
2025年後半は他にも
- Galaxy A17:エントリーモデルの新作
- Galaxy Tab S11シリーズ:iPad Pro対抗のタブレット
エントリーからハイエンドまで、全方位で新製品を投入してくる感じだ。
Samsungの戦略が見えてきた
今回の発表を見ていると、Samsungの戦略がよく分かる。単純にスマートフォンを作るだけじゃなく、「次世代コンピューティング体験」を提供する総合技術企業になりたいということだろう。
スマートフォン、タブレット、XRヘッドセット、折りたたみデバイス。これらが連携して、Apple的なエコシステムを構築する狙いがありそう。
競合他社への影響
S25 FEの前倒し発売は、Google Pixel aシリーズやiPhone SEにとって厄介だろう。ミドルハイエンド市場の競争が一気に激化しそう。
三つ折りスマホについては、他社も慌てて開発を加速させるかもしれない。特に中国メーカーは対抗してきそうだ。
2025年後半が楽しみになってきた
正直、これだけの新製品ラッシュは久しぶりだ。特に三つ折りスマホとXRヘッドセットは、実際に触ってみないと何とも言えないが、ワクワク感がある。
Galaxy Z Fold7/Flip7が好調な今、Samsungが勢いに乗ってどんどん新しいことにチャレンジしてくるのは見ていて面白い。
ただし、新しいカテゴリーの製品は価格がネックになりがち。三つ折りスマホなんて、下手すると30万円超えもありえる。XRヘッドセットも、Vision Pro級の価格になったら一般普及は厳しい。
結論:Samsungの本気度が伝わってくる
S25 FEの前倒し発売から始まって、三つ折りスマホ、XRヘッドセットまで。2025年後半のSamsungは、間違いなく話題に事欠かない。
技術的な挑戦と市場戦略の両面で、かなり攻めた姿勢を見せている。成功するかどうかは蓋を開けてみないと分からないが、少なくとも「退屈」ではなさそうだ。
特に三つ折りスマホは、本当に実用的なレベルで仕上げてくるのか、それとも技術デモ的な製品になるのか。そのあたりが今後の注目ポイントだ。
ガジェットカフェ編集部
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