先日発売されたGoogle Pixel 8aが、各キャリアでSIMセット契約の価格が発表された。
SIMフリー版の価格はどこも変わらないが、SIMセット契約ではキャリアごとに大きな違いがあるようだ。
そこで今回は、ドコモ・au・ソフトバンクの3キャリアについて、本体価格だけでなくランニングコストも含めた総合的なお得度を比較してみた。
各キャリアの本体価格と割引額
まずは、各キャリアのPixel 8a(128GB)の本体価格と割引額を見ていこう。
- ドコモ:本体価格82,500円、割引額34,332円
- au:本体価格80,300円、割引額22,000円
- ソフトバンク:本体価格77,760円、割引額21,984円
本体価格だけ見ると、ソフトバンクが最も安い。ただし、割引額はドコモが最も大きく、2年間の分割払いにした場合の実質負担額は以下のようになる。
- ドコモ:4,532円(24回払い)
- au:4,770円(24回払い)
- ソフトバンク:2,324円(24回払い)
ここでもソフトバンクが最安値となっている。ただし、ソフトバンクには「PayPayガチャ」というキャンペーンがあり、最大1万5000円相当のPayPayボーナスが当たる可能性がある。さらに、Chromebookとのセット購入で追加の2万円分のPayPayボーナスがもらえるため、条件次第では大幅な割引になる可能性も。
ランニングコストを含めた比較
次に、ランニングコストを含めた総合的な比較を見ていこう。ここでは、MNP(番号ポータビリティ)で最も安いプランに加入し、6ヶ月間使用した場合の費用を試算した。
- ドコモ:7,150円(イルモ契約・0.5GBプラン)
- au:24,640円(ミニプラン・1GB)
- ソフトバンク:19,668円(ミニフィットプラス・1GB)
ドコモはイルモやアハモへの即時変更が可能なため、維持費を最も安く抑えられる。一方、auとソフトバンクは1GBプランが最安だが、それでもドコモと比べるとかなり高い。ただし、ソフトバンクは事務手数料が無料のため、auよりは優位だ。
以上を総合すると、2年間の総費用は以下のようになる。
- ドコモ:14,302円(イルモ)〜28,542円(アハモ)
- au:63,940円
- ソフトバンク:35,112円〜58,112円(PayPayガチャ次第)
単純計算だとドコモが最安だが、ソフトバンクのPayPayガチャ次第ではソフトバンクも優位になり得る。
まとめ
- 本体価格だけならソフトバンクが最安
- 2年間の分割払いならソフトバンクが最も実質負担額が少ない
- ランニングコストまで含めるとドコモが強いが、ソフトバンクのキャンペーン次第
- MNPするならドコモ一択だが、それ以外ならソフトバンクを検討する価値あり
キャリアごとに本体価格とランニングコストのバランスが異なるため、自分のライフスタイルに合わせて選ぶのが良さそうだ。特にソフトバンクのPayPayガチャは侮れないので、しっかりチェックしておきたい。
ガジェットカフェ編集部
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