nubia Flipは2月に、499ドル(約7万5000円)からという世界最安の折りたたみスマートフォンとして発表された。しかし、その座は長くは続かないようだ。
日本でもすでに販売されているが、それ以下の価格となることは間違いないであろう。
BlackviewがHero 10を5月に発売する予定で、価格はわずか399ユーロ(約6万5000円)。現在の為替レートでは約6万4000円となる。もちろん、地域によって価格は異なるかもしれないが、Blackview Hero 10がnubia Flipよりも安くなることは明らかだ。また、Hero 10もフリップスタイルの折りたたみ式だ。
ついに手頃な価格の折りたたみスマホが夢物語ではなくなりつつある。もちろん、この価格ではフラッグシップレベルのスペックにはならないだろう。しかし、いくつかの妥協点を無視できるなら、決して悪くはない。
Blackview Hero 10は、6.9インチのフレキシブルAMOLEDメインディスプレイを搭載し、解像度は1080x2560、リフレッシュレートは60Hz。Blackviewは、このリフレッシュレートを採用することで価格を抑えたと明言している。展開時の厚さは8.8mm、重量は198g。
通信規格は4Gのみ
メインリアカメラの解像度は108MP、8MPの超広角カメラも搭載。セルフィー用に32MPのカメラを備える。MediaTekのHelio G99 SoCを採用しているが、5Gには対応しておらず、4Gネットワークのみ利用可能だ。Hero 10のRAMは12GB、ストレージは256GB。
残念ながら、このデバイスはAndroid 13を搭載する。昨秋にAndroid 14がリリースされたことを考えると、2024年半ばには多くの人にとって受け入れがたいものになるかもしれない。ただし、45Wの有線高速充電に対応している。バッテリー容量については明らかにされていないが、あまり大容量ではないと予想される。
nubia Flipは、より高額でリフレッシュレートを120Hzに引き上げ、5Gにも対応するSnapdragon 7 Gen 1 SoCを使用しているが、メインカメラの解像度は低く、RAMとストレージは半分となっている。どちらを選ぶかは、個人的にどのスペックを重視するかによって異なるだろう。ちなみに、nubia FlipもAndroid 13を搭載しているため、この点では両者に決定的な差はない。
ガジェットカフェ編集部
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