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楽天グループ、5年ぶりの営業黒字達成へ!モバイル事業の躍進で業績回復が鮮明に

楽天グループが14日に発表した2024年12月期連結決算において、5年ぶりとなる営業黒字を達成しました。モバイル事業への本格参入以来、初めての黒字転換となる今回の決算は、同社の事業戦略における重要な転換点となっています。

2024年12月期の営業損益は529億円の黒字を記録し、前期の2,128億円の赤字から大きく改善しました。この黒字転換は、2019年12月期以来、実に5年ぶりの快挙となります。売上高においても、2兆2,792億円と前期比10.0%増を記録し、楽天市場や楽天トラベルなどの主力事業が好調を維持していることが明らかになりました。

最終損益については1,624億円の赤字となり、6年連続の赤字計上となったものの、前期の3,394億円から赤字幅は大幅に縮小しています。この改善は、モバイル事業の収益性向上や主力事業の堅調な成長、さらにはコスト管理の強化などが要因として挙げられます。

特に注目すべきは、モバイル事業の躍進です。2024年12月末時点での契約回線数は830万回線に達し、前年比で約40%という力強い成長を遂げました。この成長を支えているのが、プラチナバンドの活用による通信品質の向上や、シンプルな料金体系の導入、さらには楽天経済圏を活用した独自の顧客価値の提供です。

楽天市場をはじめとするEC事業も、着実な成長を続けています。取扱高は順調に増加し、モバイル会員との相乗効果も生まれています。物流インフラの整備や配送サービスの改善など、競争力強化に向けた取り組みも着実に進展しています。

旅行事業においても、楽天トラベルを中心に回復基調が鮮明になっています。国内旅行需要の本格回復を背景に、予約件数は増加傾向にあり、客単価も上昇しています。独自商品の開発や会員向けサービスの充実など、さらなる成長に向けた施策も進められています。

今後の展望として、楽天グループはモバイル事業のさらなる強化を掲げており、契約回線数1,000万回線の達成を目指しています。同時に、AI技術の活用やDX投資の継続など、デジタル化の推進にも注力。グループ全体でのシナジー効果の最大化も重要な戦略として位置付けられています。

ただし、課題も残されています。最終損益の黒字化に向けては、さらなるコスト構造の最適化や収益力の強化が必要とされています。また、激化する競争環境への対応や、財務健全性の維持、セキュリティ対策の強化なども重要な課題として認識されています。

市場からの評価も概ね好意的で、収益構造の改善やモバイル事業の成長性に期待が寄せられています。特に、グループ全体でのシナジー効果への期待は高く、今後の展開が注目されています。

※本記事は楽天グループの決算発表および関連情報に基づいて作成しています。今後の事業展開や業績は市場環境により変動する可能性があります。

【執筆:ガジェットカフェ編集部】

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