AppleのiPhone 17シリーズについて、インドでの製造準備が本格化しています。Foxconnが6月から必要な部品の輸入を開始し、7月に試作生産をスタートさせました。
製造スケジュール
6月:Foxconnが中国からインドへ部品輸入開始
7月:試作生産開始
8月:本格的な量産開始予定
9月:iPhone 17シリーズ発売
輸入された部品
税関データによると、ディスプレイアセンブリ、カバーガラス、機械ハウジング、リアカメラモジュールなどの主要部品が輸入されました。これらはFoxconnの中国からの輸入量の約10%を占めており、試作段階の限定的な生産規模を示しています。
製造戦略の変化
今回のiPhone 17では、初めて中国とインドで同時に量産を開始する計画です。これは、iPhone 14がインドで6週間遅れて生産開始されたのに対し、iPhone 15ではほぼ同時期に製造が始まったという段階的な進歩の延長にあります。
人材面での課題
Foxconnの中国人エンジニア300人以上がインドから引き上げられたことで、製造体制に不安が生じています。これに対してFoxconnは、台湾やアメリカからの専門家を派遣する「プランB」を発動し、生産への影響を最小限に抑えようとしています。
戦略的意義
Appleは2026年までに、アメリカ向けiPhoneの製造を中国からインドへ完全に移行させる計画を進めています。これは米中貿易摩擦による関税回避だけでなく、サプライチェーンの多角化という長期的な戦略の一環です。
インドからアメリカへのiPhone輸出は3月に前年同期比219%増加しており、インドの製造拠点としての重要性が急速に高まっています。iPhone 17の現地生産成功は、この戦略の重要な節目となりそうです。
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