AQUOS sense9レビュー：楽天モバイルユーザーが注目すべき3つの革新的機能 - Pro IGZO OLEDディスプレイ搭載で大幅進化

シャープが展開するAQUOSシリーズの人気ミドルレンジモデル「AQUOS sense9」が、大きな進化を遂げて登場しました。今回は特に楽天モバイルユーザーに注目してほしい革新的な3つの機能について、詳しく解説していきます。

待望のPro IGZO OLED搭載でディスプレイが大幅進化

AQUOS sense9最大の特徴は、上位モデルで採用されていた「Pro IGZO OLED（有機EL）」ディスプレイを搭載したことです。前モデルから大きく進化し、240Hzの超高速表示に対応。「なめらかハイスピード」機能をオンにすることで、かつてないほど滑らかな表示を実現しています。

特筆すべきは、新たに搭載された「バーチャルHDR」機能です。通常のSDRコンテンツをHDRライクに拡張表示することで、従来では味わえなかった立体感のある映像表現を可能にしました。有機ELディスプレイの特徴である高コントラスト比と相まって、動画視聴時の没入感は格段に向上しています。

ハイレゾ音質を実現する先進的な音声コーデック

オーディオ面での進化も見逃せません。新たに採用された「aptX Adaptive」コーデックは、24bit/96KHzの高音質再生に対応。LDACと合わせて2つのハイレゾ対応コーデックを搭載することで、ワイヤレスオーディオの選択肢が大幅に広がりました。

バッテリー長寿命化を実現する「インテリジェントチャージ」

楽天モバイルユーザーにとって特に重要な機能が、新開発の「インテリジェントチャージ」です。楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」（月額3,278円税込）では、高速データ通信が無制限で利用可能なため、モバイルWi-Fiルーターとしての使用頻度が高くなります。

このような使用状況下で課題となるのが、テザリング時の発熱と電池劣化です。インテリジェントチャージは、端末の負荷を最小限に抑えながら最適な充電を行うことで、バッテリーの長寿命化を実現します。特に長時間のテザリング利用時には、この機能の恩恵を大きく感じられるでしょう。

実測値で見る通信性能

実際の使用テストでは、オープンマーケット版のAQUOS sense9に楽天モバイルのSIMを挿入し、データ通信およびRakuten Linkでの通話テストを実施。いずれも安定した動作を確認できました。通信速度については、利用場所や時間帯による変動はあるものの、実用十分なレベルを維持しています。

まとめ

AQUOS sense9は、ディスプレイ、オーディオ、バッテリー管理と、あらゆる面で前モデルから進化を遂げています。特に楽天モバイルユーザーにとっては、高速データ通信無制限プランを快適に使いこなせる充実の機能セットを備えており、2025年のミドルレンジスマートフォン市場における新たな基準となりそうです。

ガジェットカフェ編集部