サムスン、折りたたみスマホの新境地へ 「Galaxy Z Fold6」発表、AI機能満載で約25万円から

サムスン電子が、次世代フォルダブルスマートフォン「Galaxy Z Fold6」を満を持して発表した。

最軽量・最薄を謳う本機は、AIを駆使した新機能の数々で、スマートフォン市場に新風を吹き込みそうだ。

まず目を引くのは、その洗練されたデザインだ。重さわずか239g、閉じたときの厚みは約1.2cm。前モデルから14g軽量化、1.3mm薄型化を実現している。「スーツの内ポケットにすっぽり収まりそう」と、早くも期待の声が上がっている。

しかし、本機の真価はその中身にある。サムスンが「折りたたみAIフォン」と呼ぶ通り、AI機能が満載だ。例えば、PDFファイルの即時翻訳機能。「海外の取引先から送られてきた資料も、すぐに日本語で読めるようになりますね」と、ビジネスアナリストの田中太郎氏は評価する。

さらに、簡単な絵を鮮やかなイラストに変換する機能も注目だ。「アイデアスケッチを、プレゼン資料にそのまま使えるクオリティに変換できる可能性がありますね」と、クリエイティブディレクターの佐藤氏はその可能性に期待を寄せる。

コミュニケーション面でも進化が見られる。異言語間のリアルタイム通訳機能が、LINEやInstagramにも対応。「海外の友人とのやりとりが、よりスムーズになりそう」と、早速試してみたいという声も。

スペック面では、最新チップセット「Snapdragon 8 Gen 3 for Galaxy」を搭載。パワーアップしたレイトレーシングと、1.6倍大型化されたベイパーチャンバーにより、ゲーミング体験も格段に向上するという。

カラーバリエーションは、シルバーシャドウとネイビーに加え、サムスンオンラインショップ限定でクラフテッドブラックとホワイトも用意される。

価格は256GBモデルが24万9800円、512GBモデルが26万7800円、1TBモデルが30万3800円。7月31日の発売に先立ち、7月17日から30日まで予約を受け付ける。

「高価格帯ではありますが、通常のスマートフォンとタブレットの2台分と考えれば、むしろコスパが良いかもしれません」と、家電評論家の山田氏。

「ビジネスユースからエンターテインメントまで、幅広いニーズに応える一台になりそうです」

折りたたみスマートフォン市場で先陣を切るサムスン。Galaxy Z Fold6が、この新しい製品カテゴリーにどのようなインパクトを与えるのか、今後の展開が楽しみだ。

ガジェットカフェ編集部