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新型Galaxy Tab S10 FEがGeekbenchに登場、性能が前世代から30%超アップ

 今後サムスンから発売予定の新型ミッドレンジタブレット「Galaxy Tab S10 FE」のベンチマークスコアがGeekbenchに登場した。現行モデルと比較して30%以上のパフォーマンス向上が見込まれる注目の一台だ。

 ベンチマークデータベースに登場したのは「Samsung SM-X520」という型番のデバイスで、これはWi-Fi版のGalaxy Tab S10 FEと見られている。記録されたスコアはシングルコアで1,349、マルチコアで3,882というもの。

 このタブレットには、現在Galaxy A56にのみ搭載されている「Exynos 1580」チップセットが搭載されていることも確認された。チップの詳細も明らかになっており、2.91GHzで動作する1コア、2.60GHzで動作する3コア、そして1.95GHzで動作する4コアという構成になっている。また、8GBのRAMを搭載し、OSはAndroid 15で動作していることも確認されている。

 なお、リーク情報によれば、Tab S10 FEシリーズには最大12GBのRAMと最大256GBのストレージオプションが用意される可能性もあるとのことだ。

 現行モデルのGalaxy Tab S9 FEシリーズに搭載されているExynos 1380のベンチマークスコアは、シングルコアが約1,000、マルチコアが約2,800程度。今回のスコアを比較すると、シングルコア性能で約35%、マルチコア性能で約39%の向上が見られる。この性能向上が実際の操作感にどう反映されるかはまだ分からないが、かなり期待できる結果と言えるだろう。

 Galaxy Tab S10 FEシリーズの正確な発売時期はまだ明らかにされていないが、以前リークされた公式キャンペーン情報などから、遅くとも今年の夏前までには登場するのではないかと予想されている。

 サムスンのFE(Fan Edition)シリーズは、ハイエンドモデルの主要機能を残しながらも価格を抑えたミッドレンジモデルとして人気を集めている。この性能向上により、コストパフォーマンスの高いタブレットを求めるユーザーにとって、さらに魅力的な選択肢となりそうだ。

【執筆:ガジェットカフェ編集部】

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