コーヒーでも飲みながら、ガジェットを満喫してみましょう。Xiaomiスマホを中心に様々なガジェット情報をお届けします。格安SIM情報も載せていきます。のんびり見ていってください。

ガジェットカフェ

Galaxy S26 Edgeの巨大カメラバー、サムスンは何を考えているのか

リーク画像を見て、正直言葉を失いました。Galaxy S26 Edgeの背面カメラ、本体幅いっぱいに広がる巨大なバーになっているんです。本体の厚さ5.5mmに対して、カメラ部分は10.8mm。つまり、カメラ部分だけで本体の約2倍の厚さになります。

このデザイン、どう考えても物議を醸すでしょう。テーブルに置いたらガタガタするし、ポケットに入れたら引っかかるし、ケースを付けたらさらに分厚くなる。実用性を考えると、正直疑問符がつきます。

興味深いのは、このEdgeモデルが従来のPlusに代わる主力モデルになるということ。つまり、サムスンはこのデザインを「メインストリーム」として押し出そうとしているわけです。かなり勇気のある決断だと思います。

スペック面を見ると、200メガピクセルのメインカメラ、Snapdragon 8 Elite Gen 5、6.7インチのAMOLEDディスプレイなど、確かに魅力的です。でも、これらのスペックのために、ここまで厚みを犠牲にする必要があったのでしょうか。

技術的な理由は理解できます。大型センサーには物理的なスペースが必要だし、光学ズーム機構も場所を取る。手ブレ補正機構も大型化している。でも、他社はもっとスマートな解決策を見つけているんです。

例えば、AppleのiPhone Airは5.6mmという薄さを追求しています。Google Pixelもカメラバーを採用していますが、ここまで極端ではありません。Xiaomiは複雑な機構を入れながらも、カメラの突起を最小限に抑える努力をしています。

サムスンのこの選択は、明らかに「カメラ性能最優先」という姿勢の表れです。でも、スマートフォンって結局は毎日持ち歩くものですよね。いくらカメラが良くても、持ち運びが不便では本末転倒な気がします。

リーク情報によると、バッテリー容量は4,300mAhとのこと。これだけ厚くなるなら、もっと大容量バッテリーを入れられたはずです。でも、おそらくカメラモジュールにスペースを取られて、バッテリーは犠牲になったのでしょう。

ユーザーの反応を見ると、賛否両論です。カメラ性能を重視する人は歓迎するかもしれませんが、日常的な使いやすさを重視する人は敬遠するでしょう。特に、女性ユーザーや小さなポケットしかない服を着る人には不評になりそうです。

アクセサリーメーカーも大変です。これだけ厚いカメラバーに対応するケースを作らなければならない。結果的に、ケース込みだと15mm近い厚さになる可能性もあります。2010年代前半のスマートフォンより厚くなってしまいます。

個人的には、サムスンは少し方向性を見失っているのではないかと感じます。確かに差別化は重要ですが、実用性を犠牲にしすぎては意味がありません。スマートフォンは道具であって、芸術作品ではないのです。

ただ、これはあくまでリーク情報です。実際の製品では、何らかの工夫があるかもしれません。例えば、カメラバーが着脱式になっているとか、特殊な素材で軽量化されているとか。でも、画像を見る限り、そういった工夫は期待できなさそうです。

2026年前半の発売予定ということで、まだ時間はあります。ユーザーの反応を見て、デザインを修正する可能性もあるでしょう。でも、開発がここまで進んでいると、大幅な変更は難しいかもしれません。

結論として、Galaxy S26 Edgeは「技術的には素晴らしいが、実用性に疑問がある」製品になりそうです。カメラ性能だけを追求したい人には良いかもしれませんが、バランスの取れたスマートフォンを求める人には向かないでしょう。

サムスンには、もう一度「ユーザーが本当に求めているものは何か」を考えてほしいです。薄さと性能のバランス、それこそがフラッグシップモデルに求められる要素ではないでしょうか。このままでは、iPhoneやPixelにユーザーを奪われてしまう可能性が高いと思います。

  • B!