待望のFEシリーズ最新作が海外で正式発表
Samsungが2025年9月4日、Galaxy Tab S11シリーズと同時に新型スマートフォン「Galaxy S25 FE」を海外で正式発表しました。FE(Fan Edition)シリーズの最新作となる本機種は、前世代から大幅な薄型軽量化を実現しながら、性能面でも着実な進化を遂げています。
米国での販売価格は前モデルと同額の649.99ドル(約9万5千円)に設定され、本日から購入可能となっています。ただし、日本国内での正式発表はまだ行われておらず、発売時期については続報を待つ必要がありそうです。
23グラムの軽量化を実現、持ちやすさが大幅向上
Galaxy S25 FEの最大の特徴は、前モデルからの大幅な薄型軽量化です。6.7インチという大型ディスプレイサイズは維持しながら、厚さを8.0mmから7.4mmへと0.6mm削減、重量に至っては213gから190gへと実に23gもの軽量化を実現しています。
この軽量化により、上位モデルのGalaxy S25+とほぼ同等のサイズ感を獲得。日常使いにおける持ちやすさや携帯性が大幅に改善されており、長時間の利用でも手への負担が軽減されることが期待されます。
ディスプレイには6.7インチのDynamic AMOLED 2Xパネルを搭載し、解像度は2,340×1,080ピクセル、120Hzのリフレッシュレートに対応。Corning Gorilla Glass Victusによる保護も施されており、日常利用での耐久性も確保されています。
Exynos 2400搭載でAI機能がより快適に
処理性能面では、前モデルのExynos 2400eから標準版のExynos 2400へとアップグレードされました。実用面での体感差は限定的とされていますが、Samsung独自の「Galaxy AI」機能をより快適に利用できる性能向上が見込まれます。
メモリ構成については前世代と同様で、RAM 8GB、内蔵ストレージは128GBまたは256GBの2つのオプションが用意されています。外部ストレージには対応していないため、写真や動画を多く保存するユーザーは256GBモデルの選択が推奨されます。
薄型化に反してバッテリー容量は増加
興味深いことに、本体の薄型化にもかかわらず、バッテリー容量は前モデルから増加しています。4,900mAhの大容量バッテリーを搭載し、45Wの急速有線充電と15Wのワイヤレス充電に対応。薄型軽量化と電池持ちの両立を実現した設計となっています。
この容量であれば、一日中の使用でもバッテリー切れを心配する必要は少なく、特にヘビーユーザーにとって心強いスペックといえるでしょう。
カメラは順当進化、フロントカメラが向上
カメラシステムについては、リアカメラの構成は前モデルから据え置きとなっています。50MP(f/1.8)のメインカメラ、12MP(f/2.2)の超広角カメラ、8MP(f/2.4)の3倍望遠カメラというトリプルレンズ構成で、光学手ブレ補正(OIS)にも対応しています。
一方で、フロントカメラは12MP(f/2.2)センサーへとアップグレードされ、自撮りやビデオ通話の画質向上が期待できます。SNS投稿が多いユーザーにとっては嬉しい改善点といえるでしょう。
Android 16初搭載、7年間のサポート約束
ソフトウェア面では、最新のAndroid 16とOne UI 8を初期搭載している点が注目されます。これにより、最新のAndroid機能を発売当初から利用できるほか、Samsungは7年間のOSアップグレードとセキュリティアップデートを約束しており、長期間安心して利用できる環境が提供されます。
カラーバリエーションは、Navy、Jetblack、White、Icyblueの4色展開で、幅広い好みに対応しています。
防水防塵機能とスペック詳細
本体にはIP68等級の防水防塵機能も搭載されており、日常生活における水濡れや埃からの保護も万全です。
主要スペック一覧:
- OS:One UI 8 (Android 16ベース)
- ディスプレイ:6.7インチ Dynamic AMOLED 2X
- プロセッサ:Exynos 2400
- RAM:8GB
- ストレージ:128GB/256GB
- リアカメラ:50MP+12MP+8MP
- フロントカメラ:12MP
- バッテリー:4,900mAh
- サイズ:161.3×76.6×7.4mm
- 重量:190g
- 防水防塵:IP68
価格据え置きで魅力度アップ、日本発売は?
Galaxy S25 FEは前モデルと同価格での提供となり、薄型軽量化や性能向上を考慮すると、コストパフォーマンスが大幅に向上したモデルといえます。劇的な変化こそないものの、日常使いにおける利便性の向上は確実で、多くのユーザーにとって魅力的な選択肢となりそうです。
気になる日本国内での発売についてですが、前モデルのGalaxy S24 FEは海外発表から数ヶ月遅れて国内展開されました。今回も同様のパターンが予想されるため、2025年末から2026年初頭頃の発売が有力視されています。
日本のスマートフォン市場において、ミドルハイレンジクラスの競争は激化しており、Galaxy S25 FEがどのようなポジションを築くか、今後の動向が注目されます。
本記事は海外メディアサイトの情報を基に作成しました。
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