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サムスン「Galaxy M36」6月27日発売決定!まずはインド向けに、その後の展開は!

韓国の電子機器大手サムスンが、人気ミッドレンジスマートフォンシリーズの最新モデル「Galaxy M36」を2025年6月27日にインド市場で発売することを正式発表した。同機種は昨年大ヒットを記録した「Galaxy M35」の直系後継機として位置づけられ、デザインの大幅な見直しが行われている。

Galaxy M36の最大の特徴は、前モデルから15%の薄型化を達成した点だ。厚さわずか7.7mmのスリムなボディは、携帯性を重視するユーザーにとって大きな魅力となりそうだ。カラーバリエーションは、ベルベットブラック、セリーングリーン、オレンジヘイズの3色展開で、幅広い好みに対応している。

特にオレンジヘイズは、ミッドレンジスマートフォンでは珍しい大胆なカラーリングとして注目を集めている。サムスンはここ数年、若年層をターゲットとした鮮やかなカラーバリエーションの展開に力を入れており、Galaxy M36でもその戦略が継続されている形だ。

一方で、Galaxy M36では前モデルから大きな変更点として、ディスプレイデザインが「Infinity-O」から「Infinity-U」に変更されている。Infinity-Oディスプレイは画面上部に小さな円形の穴を開けてフロントカメラを配置する方式で、画面占有率の高さが評価されていた。

しかし新モデルでは、より従来的な水滴型ノッチ(Infinity-U)に回帰している。この変更について、一部のユーザーからは「デザインの後退」という厳しい意見も出ており、サムスンの設計判断に対する議論が活発化している。

プロセッサには前モデルと同じ「Exynos 1380」チップセットが採用されている。これは2023年に発表された中級クラス向けのプロセッサで、日常的な使用には十分な性能を備えている。ただし、最新チップセットへのアップグレードを期待していたユーザーにとっては、やや物足りない選択かもしれない。

カメラシステムについても、前モデルの構成をそのまま継承している。メインカメラは50MP、超広角カメラは8MP、マクロカメラは2MPのトリプル構成で、フロントカメラは13MPとなっている。画質面での大きな進化は期待できないものの、この価格帯としては標準的なスペックを維持している。

Galaxy M36のインド市場での発売は、サムスンにとって重要な戦略的意味を持つ。インドは世界第2位のスマートフォン市場であり、特にミッドレンジセグメントでの競争が激化している。中国メーカーとの価格競争が続く中、サムスンは品質とブランド力で差別化を図る方針だ。

販売チャネルとしては、Amazon IndiaとサムスンPublic式ウェブサイトが選ばれており、オンライン販売に重点を置いた戦略が取られている。これは、コスト削減と効率的な流通を実現するための施策と考えられる。

サムスンは今夏、Galaxy M36に加えて折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold 7」「Galaxy Z Flip 7」、さらに3機種の手頃な価格のAndroidスマートフォンの発売を予定している。同社にとって非常に重要な時期となりそうだ。

日本市場への展開については現時点で発表されていないが、Galaxy Mシリーズは主に新興市場向けの製品ラインとして位置づけられているため、国内での発売可能性は低いと見られる。しかし、グローバル市場でのミッドレンジスマートフォンのトレンドを占う上で、Galaxy M36の動向は注目に値するだろう。

ミッドレンジスマートフォン市場では、性能向上と価格のバランスが重要な要素となる。Galaxy M36がどの程度の価格設定で登場し、競合他社製品とどのような差別化を図るかが、今後の市場シェア拡大のカギを握りそうだ。


ガジェットカフェ編集部

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