楽天モバイル株式会社(以下「楽天モバイル」)は、総務省より認定を受けた「プラチナバンド」とも呼ばれる700MHz帯において、2024年4月30日に試験電波の発射を開始したと発表しました。
楽天モバイルは、1.7GHz帯において全国に展開するOpen RAN対応の完全仮想化クラウドネイティブモバイルネットワーク構築の知見を生かし、700MHz帯においても迅速な基地局の運用開始に向けて準備を進めています。今後、試験電波による検証を経て、早期に商用サービスの提供を順次開始できるよう目指すとのことです。
これまでに楽天モバイルは、4Gおよび5G基地局の継続的な拡充に加え、パートナー企業の協力によるローミング回線エリアの拡大・最適化を図るなど、効果的・効率的な通信品質の改善に努めてきました。
すでに人口カバー率99.9%を達成しているほか、グローバル分析会社のOpensignal社による通信品質に関する「モバイル・ネットワーク・ユーザー体感レポート」において、5部門で単独受賞するなど、継続的に第三者分析機関の評価を獲得しています。また、2024年5月から年内を目途に、関東地方における楽天回線5G(Sub6)エリアを2024年1月比で最大1.6倍まで順次拡大していく予定です。
プラチナバンドは、電波がビル等の障害物があっても回り込みやすく、また屋内や地下でも浸透しやすいという特性があります。今後は、特にユーザー数およびトラヒックの多い都市部において、残されたカバレッジホールを優先して、自社基地局によるプラチナバンドの展開を順次拡大していく予定とのことです。
楽天モバイルは今後も、戦略的にコストコントロールを図りながら様々な施策を最適に組み合わせることで、高品質な通信環境の実現と顧客満足度の最大化に継続的に取り組んでいくとしています。
ガジェットカフェ編集部
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