薄さと電池持ちを両立？新技術の採用が鍵に
クオ氏が最新のレポートで明らかにしたところによると、アップルが開発中の折りたたみiPhone向けに準備している高密度バッテリーセルが、「iPhone 17 Air」にも採用されるとのこと。この情報は業界内でも大きな反響を呼んでいます。 「Air」の名を冠する超薄型iPhoneについては、その極限まで薄くなったボディによって、必然的にバッテリー容量が犠牲になるのではないかという懸念が専門家の間でも広がっていました。しかし、高密度バッテリーの採用により、薄型ながらも十分なバッテリー駆動時間を確保できる可能性が高まっています。
iPhone 17 Airの電池持ちを支える他の要素
バッテリー自体の高密度化に加えて、iPhone 17 Airには電力効率を高める他の工夫も盛り込まれるとみられています。 まず注目すべきは、アップルが独自開発した「Apple C1モデム」の搭載です。このモデムは既存のiPhoneに搭載されているQualcomm製モデムと比較して、大幅な省電力化が図られていると言われています。5G通信時のバッテリー消費が抑えられることで、日常使用におけるバッテリー持続時間の向上が期待できます。 また、興味深いのは超広角カメラを省略するという噂です。一般的に、カメラモジュールはスマートフォン内部で相当のスペースを占めています。超広角カメラを搭載しないことで、その分のスペースをバッテリーに割り当てられるということになります。 クオ氏によれば、iPhone 17 Airは最薄部でわずか5.5mmになるとのこと。現行のiPhone 15 Proの厚さが8.25mmであることを考えると、約33%も薄くなる計算です。このような極端な薄型化を実現しながらも、十分なバッテリー駆動時間を確保できるのかが、今後の大きな注目ポイントとなりそうです。
発表は今年9月の見込み
新型iPhone 17シリーズは、例年通りであれば今年9月に発表されると見られています。特に「Air」モデルは、近年のiPhoneラインナップの中でも異色の存在となりそうです。 なお、高密度バッテリーについての具体的な技術仕様や、実際のバッテリー容量、駆動時間などの詳細は現時点では明らかになっていません。また、超薄型デザインを実現するために、他にどのような技術的な工夫が施されるのかについても、今後の情報公開が待たれるところです。 スマートフォン市場において、より薄く、より軽く、しかしバッテリー持ちに妥協しないという理想形に、アップルがどこまで近づけるのか。iPhone 17 Airの登場は、スマートフォン業界全体にとっても大きな転機となる可能性を秘めています。
【執筆：ガジェットカフェ編集部】
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