2026年に発売予定のiPhone 17において、無印モデルのディスプレイが大幅に刷新される可能性が高まった。海外メディアGSMArenaの報道によると、大手スマートフォンケースメーカーのSpigenが誤ってiPhone 17のディスプレイサイズを明かしてしまったという。この情報が事実であれば、iPhone 17は従来の6.1インチから6.3インチへと大型化し、さらに120Hz表示にも対応することで、動画視聴やゲームプレイの体験が劇的に向上することになる。
情報の発端となったのは、インドのAmazonで確認されたSpigen製の画面保護ガラスの商品説明だった。iPhone 16 Pro用の6.3インチ画面保護ガラスに「iPhone 17 Pro/iPhone 17/iPhone 16 Pro対応」という記載があったとのことで、これが偶然の情報漏洩として注目を集めている。
Spigenは過去にも類似の情報リークを起こしており、今年2月にはiPhone 16eのボディがiPhone 14をベースにすることを意図せず明かした事例がある。同社は業界内でも信頼性の高いアクセサリーメーカーとして知られており、製品開発のために事前に端末の仕様情報を入手している可能性が高い。そのため、今回の情報についても信憑性は十分にあると考えられている。
iPhone 17の最大の変更点として予想されるのは、無印モデルでも遂に120Hz表示に対応することだ。これまでProシリーズ限定だった高リフレッシュレート表示が標準モデルにも搭載されることで、画面のスクロールや動画再生、ゲームプレイなどがより滑らかで快適になる。特に動画コンテンツの視聴やモバイルゲームを頻繁に楽しむユーザーにとって、この進化は体感できる大きなメリットとなるだろう。
6.1インチから6.3インチへの画面サイズ拡大も重要な変更点だ。より大きなディスプレイにより、映画やドラマなどの動画コンテンツをより迫力のある映像体験で楽しめるようになる。また、文字や画像がより大きく表示されることで、視認性が向上し、特にシニア世代のユーザーにとって使いやすさが大幅に改善されることが期待される。
本体サイズへの影響については、iPhone 16 Proの事例が参考になる。Appleは6.3インチ有機ELディスプレイを搭載したiPhone 16 Proにおいて、ベゼルを薄くすることで本体サイズの拡大を最小限に抑えた。同様の技術がiPhone 17でも採用されれば、画面が大型化しても持ちやすさや携帯性への影響は限定的になると考えられる。
この画面の大型化と高リフレッシュレート対応により、iPhone 17は娯楽性能が大幅に向上することになる。動画ストリーミングサービスの利用が一般化し、モバイルゲームの品質も向上し続けている現在において、より大きくて滑らかなディスプレイの需要は確実に高まっている。
業界では、Appleが無印iPhoneでもProシリーズ並みの機能を提供する方向にシフトしていると分析されている。これまでProモデル限定だった機能が段階的に標準モデルにも搭載される傾向があり、120Hz表示の対応もその流れの一環と見られている。
iPhone 17の正式発表は2025年秋頃になると予想されているが、今回のような情報リークにより、発売前から注目度が高まっている。特に現在iPhone 15以前のモデルを使用しているユーザーにとって、大画面化と120Hz対応は機種変更を検討する大きな動機となりそうだ。
ただし、これらの情報はまだ非公式なものであり、Appleからの正式発表を待つ必要がある。しかし、信頼性の高い情報源からの情報であることを考慮すると、iPhone 17では確実にディスプレイ周りの大幅な改良が行われる可能性が高い。
今後、iPhone 17に関する更なる情報が明らかになることで、Appleがスマートフォンのエンターテインメント体験をどのように進化させようとしているかがより鮮明になってくるだろう。
ガジェットカフェ編集部