ガジェットカフェ編集部
2025年10月23日
えっ、もうiPhone Air諦めるの?
超薄型デザインで話題になった「iPhone Air」が発売されてからまだ数ヶ月ですが、どうやらAppleの興味は既に折りたたみ式iPhoneに移っているようです。しかも開発中のモデルは1つじゃなくて、なんと2種類。
これ、マジで来るかもしれません。
iPhone Airが思わぬ苦戦、生産台数を削減
iPhone Airって覚えてますか?超薄型ボディと洗練されたデザインで、「これが次世代のiPhoneだ!」みたいな触れ込みで登場したモデルです。
確かに中国では早期完売するほどの人気だったんですが、他の地域では期待ほど売れてないらしいんですよ。
みずほ証券のレポートによると、Appleは今年のAir生産台数を約100万台削減したとのこと。一方で、通常のiPhone 17、Pro、Pro Maxは好調で、2026年初頭には総生産台数が約9,400万台に達する見込みです。
なぜiPhone Airは売れなかったのか?
理由はシンプルで、コスパが微妙だったんですよね。
バッテリー容量はたったの3,149mAh。最近のスマホとしてはかなり小さい部類です。超薄型を実現するためにバッテリーを犠牲にしたんでしょうけど、ユーザーとしては「バッテリー持ちが悪いのは困る」というのが本音。
しかも価格は999ドル(約15万円)。iPhone Proが1,099ドルなので、たった100ドルの差なんですよ。それなら「あと1万円出してProにしよう」ってなりますよね。
中国のSNS「Weibo」では、iPhone Airが販売中止になるかもという噂まで出てます。実際、SamsungもGalaxy S25 Edgeの不振を受けて、S26 Edgeの生産を中止する決定を下したばかり。超薄型スマホ、意外と需要がないのかも...。
Appleの本命は「折りたたみiPhone」だった
でも、ここからが本題です。
韓国のテックメディア「ET News」が報じたところによると、Appleは2種類の折りたたみ式iPhoneを開発中とのこと。
ラインナップはこんな感じ:
2026年:ブック型の折りたたみiPhone
開いたときのサイズは約7.8インチ。タブレットみたいな使い方ができる大画面モデル。Galaxy Z FoldやHuawei Mate Xシリーズのライバルになりそうです。
2028年:クラムシェル型の折りたたみiPhone
コンパクトに折りたためる小型モデル。Galaxy Z Flipみたいな感じで、ポケットにスッと入るサイズ感。スタイリッシュさを求める層にウケそう。
Stone Partnersのアナリスト、キム・キヒョン氏によると、Appleはすでに主要サプライヤーを確保済みらしいです。つまり、これは「検討中」とか「試作段階」じゃなくて、本気で商品化するつもりってこと。
発売は2027年に延期の可能性も
ただし、みずほ銀行などの予測では、発売時期が2027年まで延びる可能性があるとのこと。
理由は、ヒンジとディスプレイ素材の改良に時間がかかってるから。まあ、Appleのことだから、妥協した状態で出すことは絶対ないでしょうね。完璧になるまで待つはず。
でも2027年って、あと2年ちょっと。思ったより早くない?
Appleが目指す「折り目のない」ディスプレイ
折りたたみスマホの最大の弱点って、画面の折り目じゃないですか。Galaxy Z FoldもZ Flipも、光の角度によっては折り目がくっきり見えちゃう。
Appleはこの問題を解決するために、めちゃくちゃ高度な技術を投入してるらしいです。
試作品には以下の技術が採用されてるとのこと:
LTPOパネル
電力効率を大幅に改善。リフレッシュレートを状況に応じて自動調整してくれるから、バッテリー持ちが良くなります。折りたたみスマホってバッテリー消費が激しいイメージあるので、これは重要。
カラーフィルター・オン・エンカプセル(COE)
ディスプレイの輝度を向上させる技術。屋外の明るい場所でも画面がクッキリ見えるようになります。しかも折り目を目立たなくする効果も期待されてます。
もしAppleが「折り目がほぼ見えない折りたたみスマホ」を実現したら、業界に衝撃が走りそう。SamsungもHuaweiも、一気に追い抜かれるかもしれません。
ブック型とクラムシェル型、どっちが欲しい?
個人的には、この2モデル展開って賢いと思うんですよね。
ブック型(7.8インチ)が向いてる人:
タブレット代わりに使いたい人。電子書籍読んだり、動画編集したり、マルチタスクでバリバリ作業したい人。ビジネスユーザーにも刺さりそう。
クラムシェル型が向いてる人:
とにかくコンパクトさ重視。ファッション性も大事にしたい人。ポケットに入るサイズ感で、必要なときだけ開いて使う、みたいなスタイル。
個人的にはクラムシェル型が気になります。iPhoneのデザイン性でクラムシェルって、めちゃくちゃオシャレじゃないですか?カフェでサッと取り出して開いたら、周りの視線集めそう。
価格は...想像したくない
ただし、気になるのが価格ですよね。
現時点で具体的な金額は発表されてませんが、折りたたみスマホって基本的に高いじゃないですか。Galaxy Z Fold 6が約25万円、Z Flip 6でも15万円超え。
Appleのことだから、ブック型は30万円前後、クラムシェル型でも20万円くらいになるんじゃないでしょうか...。
iPhoneって毎年買い替える人も多いですけど、この価格帯だとさすがに慎重になりますよね。でも「人生で一度はAppleの折りたたみiPhoneを持ってみたい」って思う人、絶対多いはず。
Androidユーザーを取り込めるか?
実はこれ、AppleにとってAndroidユーザーを取り込む大チャンスなんですよね。
折りたたみスマホって、今のところAndroid陣営が先行してます。Galaxy Z Fold、Huawei Mate X、Xiaomi Mix Fold、Oppo Find Nなど、選択肢は豊富。
でも「iOSで折りたたみスマホが使いたい」って人、絶対いるはずなんですよ。Appleのエコシステム(Mac、iPad、AirPods、Apple Watchとの連携)は強力だし、それを折りたたみスマホで体験できるなら、Android→iPhoneへの乗り換えを検討する人も出てきそう。
編集部の本音:iPhone Airより折りたたみに期待
正直言うと、iPhone Airより折りたたみiPhoneの方が断然ワクワクします。
超薄型って確かに魅力的なんですけど、実用性を考えるとバッテリー持ちとか耐久性が気になっちゃう。でも折りたたみなら、「未来感」がハンパないじゃないですか。
特にAppleが折り目を目立たなくする技術を完成させたら、折りたたみスマホの常識が変わると思います。「折り目が気になって買えなかった」って人も、手を出すはず。
ただ、価格がネックですよね...。20〜30万円って、もうMacBook買える金額ですから。でも「初代折りたたみiPhone」っていうプレミア感、コレクターにはたまらないでしょうね。
まとめ:Appleの本気、2026年に見える
iPhone Airの苦戦は予想外でしたが、Appleが次に狙うのは折りたたみiPhone市場。
2026年にブック型、2028年にクラムシェル型という2段階戦略で、折りたたみスマホ市場に本格参入する構えです。発売が2027年にズレ込む可能性はありますが、Appleのことだから完璧な状態で出してくるはず。
折り目のない美しいディスプレイ、Appleらしいエレガントなデザイン、そしてiOSエコシステムとの完璧な連携。想像しただけでテンション上がります。
これは、スマホの歴史が変わる瞬間になるかもしれません。