Appleが開発するAI/生成AI「Apple Intelligence」において、OpenAIの人気チャットボット「ChatGPT」が無料で利用できるようになることが明らかになりました。
この新機能は年内に提供開始される予定です。
Apple Intelligenceの音声アシスタント「Siri」では、ユーザーの質問に対して、ChatGPTを活用した回答が得られるようになります。
Siriが検索結果よりもChatGPTを使った方が良いと判断した場合、ユーザーにChatGPTの利用を提案。問題がなければ、SiriのインターフェイスでChatGPTによる生成結果が表示されます。
また、アプリ内でもChatGPT機能がシームレスに統合されます。例えば、ユーザーが入力したあらすじをもとに、ChatGPTが自動でおとぎ話を創作したり、関連する画像を生成したりできるようになるとのことです。
ChatGPTへの質問には、画像や書類データ、PDFファイルの内容を含めることが可能。ただし、情報を共有する際はユーザーの承認が必要な仕組みになっています。
嬉しいのは、このChatGPT機能が無料で利用できること。アカウントの作成も不要とされています。ただし、ChatGPTの有料アカウントを登録しているユーザーは、ログインすることで有料版の機能をそのまま利用することもできるそうです。
セキュリティ面では、ChatGPTへのリクエスト内容や情報は記録されないとのこと。プライバシーに配慮した設計になっているようです。
AppleがChatGPTのようなチャットAIを自社サービスに統合するのは、AIアシスタントの利便性と能力の向上を目指す同社の戦略の表れと言えるでしょう。Siriの検索能力とChatGPTの対話・生成能力を組み合わせることで、ユーザーの様々な要望により的確に応えられるようになると期待されます。
無料で利用できるという点も、多くのユーザーにとって魅力的。Appleのエコシステムの中で、手軽にChatGPTの恩恵を受けられるようになりそうです。
年内の提供開始が予告されている次世代のSiriとChatGPT統合。Appleの「Apple Intelligence」が、私たちのデジタルライフをどのように変えていくのか、その動向から目が離せません。
まーラボ
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