海外メディアの報道によると、Appleが AirPods Pro 2 向けの新しいベータファームウェアをひっそりとリリースしたという。
今回のアップデートは、先月発表された新機能をついに実装するもので、ワイヤレスイヤホン業界に新たな風を吹き込みそうだ。
最も注目を集めているのは、なんといっても「頭のジェスチャーによるSiri操作」機能だろう。電話がかかってきたときに頭を振るだけで着信拒否、うなずけば応答というSF映画さながらの操作が可能になる。「両手がふさがっているときでも、スムーズに操作できそう」と、早くも期待の声が上がっている。
また、ボイスアイソレーション機能の追加で、騒がしい環境でもクリアな音声通話が可能になりそうだ。カフェや電車内での通話が増えている昨今、これは多くのユーザーにとって朗報となるだろう。
ゲーマーにとっても見逃せないアップデートだ。新たに追加される「ゲーム用パーソナライズド空間オーディオ」機能により、まるでゲームの世界に入り込んだかのような没入感を味わえるようになるという。
ただし、一般ユーザーがこれらの新機能を試すにはもう少し待つ必要がありそうだ。今回リリースされたのはあくまでベータ版で、正式版は今秋の登場予定。また、iOS 18を搭載したデバイスが必要となるため、古いiPhoneユーザーは要注意だ。
「AirPods Pro 2の進化は、単なる音質の向上にとどまらない。ユーザーとデバイスの関係性を根本から変える可能性を秘めている」と、ある業界アナリストは語る。確かに、頭を振るだけで操作できるというのは、これまでにない斬新な体験だ。
今後、他社がどのような対抗策を打ち出すのか、業界の動向にも注目が集まりそうだ。Appleの新機能が、ワイヤレスイヤホン市場にどのような影響を与えるのか、今から楽しみでならない。
なお、AirPods Pro 2の価格は現在日本で約3万9800円（税込）となっている。新機能の追加により、さらなる需要の喚起が期待される。
ガジェットカフェ編集部
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