iPhoneの写真編集が劇的に進化！ iOS 18.1 Beta 3で登場した「Clean Up」機能

みなさん、こんにちは。ガジェットカフェです。

先日、Appleが開発者向けにiOS 18.1の第3ベータ版をリリースしました。今回は、その中で最も注目を集めている新機能「Clean Up」について、詳しくお伝えしたいと思います。

Clean Up機能とは？

Clean Upは、Apple Intelligenceを活用した新しい写真編集ツールです。簡単に言えば、写真から不要な物体を「消しゴム」のように削除できる機能です。例えば、せっかくの風景写真に写り込んでしまった人や物を、簡単な操作で消し去ることができるんです。

使い方は超カンタン！

使い方はとてもシンプル。写真アプリで編集したい画像を開いて、編集ボタンをタップ。そこに表示される消しゴムアイコンの「Clean Up」ツールを選択するだけです。

面白いのは、AIが自動的に削除可能な物体を認識してハイライトしてくれること。ハイライトされた部分をタップすれば、まるで魔法のように物体が消えてしまいます。もし自動認識されない場合でも、手動で物体を囲めば同様に削除できます。

性能はどうなの？

正直なところ、現時点では玉石混交といったところです。

自動ハイライト機能を使用した場合、驚くほど高精度で物体を削除できます。特に、背景がシンプルで、削除したい物体が小さい場合に効果を発揮します。例えば、青空を背景に写った電柱や看板などは、ほとんど跡形もなく消すことができました。

The new AI-driven “Clean Up” feature in iOS 18.1 Beta 3 is pretty darn awesome! 🤩 pic.twitter.com/l64as91Fb3

— Brian MacDuff (@itstheBMAC) August 28, 2024

一方で、手動で選択する場合や、複雑な背景、大きな物体の削除には課題が残ります。例えば、人混みの中から特定の人物を削除しようとすると、周囲の歪みが目立ってしまうことがありました。

注意点と制限事項

使ってみて気づいた注意点をいくつか挙げておきます。

1. Live Photosには使用できません。Clean Upを使うとLive Photos機能がオフになってしまいます。
2. 動画編集には対応していません。静止画専用ツールだと思ってください。
3. AIによる編集であることを示すメタデータが追加されます。これは、画像の改変を透明化する取り組みの一環だと思われます。

ただし、iPhoneで撮影した写真以外にも使用可能なので、古い写真やスクリーンショットの編集にも活用できます。

ガジェットカフェの見解

「Clean Up機能は、一般ユーザーにとって画期的なツールになる可能性があります。プロの編集ソフトほどの精度はありませんが、スマートフォンで手軽に高度な編集ができるのは大きな進歩です。ただし、安易な画像操作が横行しないよう、倫理面での議論も必要でしょう。」

その他の新機能

Clean Up以外にも、いくつか興味深い新機能が追加されています。

1. 通知サマリー機能の拡張：全アプリに対応するようになりました。複数の通知をまとめて確認できるので、情報整理が楽になりそうです。
2. メッセージアプリでのサードパーティ製ステッカー使用：絵文字感覚でステッカーを使えるようになり、より表現豊かなメッセージのやり取りが可能になりました。

Clean Up機能はまだまだ実用的ではないが可能性を秘めている

Clean Up機能は、まだベータ版ながら、iPhoneの写真編集に革命を起こす可能性を秘めています。簡単な操作で写真を美しく編集できる一方で、AIによる画像操作の透明性も確保されており、Appleらしい配慮が感じられます。

個人的には、旅行写真の編集が楽しみになりました。思い出の1枚から、写りこんだ観光客を簡単に消せるなんて、夢のようです。

もちろん、正式リリースまでにはさらなる改善が加えられるでしょう。今後の進化に大いに期待したいと思います。

みなさんも、iOS 18.1の正式リリースを楽しみに待っていてくださいね！

ガジェットカフェ編集部