楽天モバイルが、MNP(携帯電話番号ポータビリティ)の手続きを大幅に簡素化する新方針を7月9日から導入した。
この変更により、特に家族間での携帯電話契約の移行がよりスムーズになりそうだ。
新しい方針の最大のポイントは、利用者と契約者の名義が異なる場合でも、転出元キャリアでの事前の名義変更が不要になったことだ。例えば、親の名義で子供が使っている携帯電話を楽天モバイルに乗り換える際、これまでは面倒な名義変更手続きが必要だったが、今後はその手間が省ける。
具体的な手続きとしては、楽天モバイルの店頭で委任状を提出し、利用者と契約者が家族であることを証明するだけでよい。この簡略化された手続きは、楽天モバイルの全国の直営店舗で利用可能だ。
この動きについて、通信業界アナリストの佐藤健太郎氏は「顧客にとっては手続きの簡素化によりMNPのハードルが下がり、楽天モバイルにとっては新規顧客の獲得がより容易になる可能性がある」とコメントしている。
一方で、大手キャリアの対応も気になるところだ。業界関係者によると、他の大手キャリアも同様の施策を検討しているという。今後、各社の動向が注目される。
なお、オンラインでの手続きについては現時点で変更はないとのことだが、今後拡大される可能性もありそうだ。
楽天モバイル広報部の田中美咲氏は「今回の変更は、お客様からの要望を反映したものです。今後もサービスの利便性向上に努めてまいります」と語っている。
MNP手続きの簡素化は、携帯電話市場の競争をさらに活性化させる可能性がある。各社の動向と、それに伴う料金プランの変化にも注目が集まりそうだ。
ガジェットカフェ編集部
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