海外メディアサイトによると、ライカは高級カメラレンズメーカーのライカ、シャープ、ソフトバンクとのパートナーシップにより、「Leitz Phone 3」を発表した。本機種は2022年11月に発売された「Leica Leitz Phone 2」の後継モデルで、その最大の特徴はイメージング性能とライカのカメラモードにある。先代モデル同様、本機種は4月19日から日本でのみ発売される予定だ。残念ながら現時点では価格は明らかにされていない。それでは、本機種の主な特徴を見ていこう。

Credit: PetaPixel
本体には高級ポリカーボネート素材が使用され、ライカカメラのような質感を実現している。重量は209グラムだ。
カメラシステムとその特徴
カメラシステムは先代のLeitz Phone 2と同様、「8フェーズ検出オートフォーカス」機能を備えた47.2メガピクセルの1インチセンサーを搭載している。ライカによると、このセンサーは低照度環境などの厳しい状況下でも、高速かつ正確なフォーカシングと優れた画質を実現するという。
メインカメラの焦点距離は19mmで、Galaxy S24 Ultraなどの主流スマートフォンのメインカメラと超広角カメラの中間に位置する。前面のセルフィーカメラは1,260万画素で、78度の広角、F2.3の絞り値を備えている。
画質は主に3つの点で向上したと報告されている。光のスポットのより正確な再現(形状と色の両方)、よりきめ細かなオブジェクトセグメンテーション、ライカカラーシミュレーションの改善だ。また、より鮮やかでコントラストの高い画像を撮影できる「ビビッド」と「エンハンスド」のライカティントが追加された。
本機種の特殊な機能として、これまでライカカメラでしか利用できなかった「ライカ・パースペクティブ・コントロール」が搭載された。さらに、本機種のカメラシステムは撮影時のカメラの傾きを測定し、ソフトウェア処理で補正された写真を生成する。カメラアプリには「ライカスタイル」と「ライカトーン」も用意され、それぞれ様々な古典的なレンズの絞り効果を写真に適用できる。

Credit: PetaPixel
その他の仕様
ディスプレイは6.6インチ、解像度2,730×1,260のOLEDで、リフレッシュレート240Hz、最大輝度2,000ニトをサポートする。
パフォーマンス面では、昨年のフラッグシップチップであるSnapdragon 8 Gen 2を搭載しており、今年のフラッグシップには及ばないものの、依然として非常に高性能で、画像処理に苦労することはないだろう。ストレージは512GBで、最大1TBのUHS-1メモリーカードをサポートする。また、3.5mmヘッドフォンジャックも備えている。
ガジェットカフェ編集部
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