第6世代iPad miniが2021年9月に発売されてから2年以上が経過し、多くのユーザーが次世代モデルの登場を心待ちにしています。今回は、海外メディアから得られた情報をもとに、iPad mini 第7世代の発売時期、価格、スペックなどの最新情報をまとめてお届けします。
発売時期
当初、第7世代iPad miniは2023年末に発売することが予想されていました。著名なアナリストのミンチー・クオ氏も、これまで正確な情報を提供してきた実績から、2023年末から2024年初めのリリースを予測していました。
しかし、2023年11月にクオ氏はその予測を覆し、現在では第7世代iPad miniは2024年後半まで登場しないと考えているようです。この変更の背景には、Appleの開発スケジュールや部品調達の遅れなどが影響している可能性があります。
価格
iPad mini 第6世代の価格は、前モデルより100ドル値上がりし、499ドルとなりました。米国外では価格がさらに上昇し、英国ではさらに90ポンド値上がりしています。ただし、Appleは米国外での2021年から2022年の価格上昇を受けて、世界中でiPhone 15の価格を値下げする可能性があるため、一部の市場ではiPad miniの価格が下がるかもしれません。
第6世代と第5世代の価格を比較すると以下のようになります:
- iPad mini 第6世代:5万9,800円
- iPad mini 第5世代:4万5,800円
iPad mini 第7世代はiPad mini 第6世代と似た仕様になると予想されますが、昨今の円安の影響で日本での販売価格はかなり高額になることでよう。
8万円くらいになるのではないでしょうか。
スペック
プロセッサ
iPad mini 第6世代はiPhone 13シリーズに搭載されているA15チップを採用していますが、次世代モデルにはiPhone 14 ProやiPhone 15に搭載されているA16が搭載されると予想されています。A16チップは、A15と比べてCPU性能が約25%、GPU性能が約35%向上しており、より快適な操作感とゲーム体験を提供してくれるはずです。
ストレージ
現在のiPad mini 第6世代では、エントリーモデルのストレージ容量は64GBとかなり少なめです。映画、テレビ番組、本、漫画、雑誌、ゲーム、さまざまなアプリを保存できるiPadのようなデバイスでは、特に休日に持ち出したい場合や、ストレージを管理することなく通勤に使用したい場合に、その容量が問題になることがよくあります。
Appleにはベースモデルのストレージ容量を低くしてきた歴史がありますが、エントリーレベルのiPad mini 第7世代を少なくとも128GBにアップグレードするのは賢明な選択だと考えられています。カメラやソフトウェアの高品質化により、ファイルサイズは常に増大しているため、既存の64GBを2倍にすることは、もはや必要最低限のアップグレードと言えるでしょう。
執筆時点では、iPad mini 第6世代で利用可能な最大のストレージは256GBです。よって標準モデルのストレージは128GB、最大512GBに移行することが予想されます。
ディスプレイ
デザインが大きく変更される可能性は低いものの、新しいiPad miniには、コンテンツが遅れて表示される「ゼリースクロール問題」と呼ばれる現象を軽減するために設計された新しいディスプレイコントローラーが搭載されると予想されています。この問題は、液晶ディスプレイの応答速度が遅いことに起因するもので、特にスクロール時に画面の残像が目立つことがあります。新しいディスプレイコントローラーにより、よりスムーズなスクロールが可能になるかもしれません。
一方、Appleがディスプレイ技術をOLEDに移行するとの報道もありますが、それはもう少し先の話になりそうです。AppleはアクティブマトリクスOLED(AMOLED)に関してLG、Samsung、その他の企業と協議しているようですが、市場調査会社Omdiaによると、「Appleは2026年以降の戦略の次の段階として、iPad miniとiPad AirのラインナップにOLEDテクノロジーを広く採用する可能性について継続的に議論している」という段階のようです。
画面サイズ
2021年に発売された現行のiPad mini 第6世代まで、iPad miniの画面は7.9インチでしたが、ホームボタンが廃止されたことにより8.3インチに拡大されました。
ET Newsの報道によると、より大型の8.7インチOLEDディスプレイを搭載したiPad miniが開発中であるとのことです。ただし、OLEDスクリーンを搭載したiPad miniは2026年まで登場しない予定であるため、この変更は第7世代では起こらない可能性が高いと考えられます。
折りたたみディスプレイ
Appleは折りたたみディスプレイを搭載したiPadを開発していると言われていますが、iPad mini 第7世代でこのモデルが登場する可能性は低いでしょう。2022年12月、ミンチー・クオ氏は、折りたたみ式iPad miniが開発中であるという報道は誤りであると述べ、「折りたたみ式iPadの価格はiPad miniよりも著しく高いため、そのような代替品は合理的ではない」と指摘しています。
2024年後半を楽しみに!
第7世代iPad miniは、2024年後半に発売される可能性が高く、価格は499ドル前後になると予想されます。スペック面では、A16チップの搭載、ストレージ容量の増加、新しいディスプレイコントローラーの採用などが期待されています。一方、OLEDディスプレイや折りたたみディスプレイの採用は、第7世代では見送られる可能性が高いでしょう。
iPad miniは、コンパクトながら高性能なタブレットとして人気を集めており、次世代モデルにも大きな注目が集まっています。正式な発表までには、さらなる情報のリークや噂が飛び交うことが予想されますが、過度な期待は禁物です。Appleの発表を待ちながら、現行モデルを大切に使っていきたいものですね。
ガジェットカフェ編集部
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