楽天モバイルもiPhone 17の価格を発表しました。実質52,392円という数字は確かに魅力的に見えますが、この価格の裏側にある条件をしっかり理解することが重要です。
まず定価を見てみましょう。iPhone 17(256GB)が146,800円。これは大手キャリアと比較すると若干安い設定です。ドコモが152,900円、ソフトバンクが159,840円ですから、定価ベースでは楽天モバイルが最安値です。
「買い替え超トクプログラム」を使うと、実質負担額が73,392円まで下がります。さらにMNPで21,000ポイント還元を受ければ52,392円。月額にすると約2,183円です。確かに安いですが、ソフトバンクの22,024円(月額約918円)、ドコモの31,966円(月額約1,390円)と比べると、実は楽天モバイルが一番高いんです。
では、なぜ楽天モバイルを選ぶのか。答えは通信料金にあります。楽天最強プランなら、データ使い放題で月額3,278円。大手キャリアの無制限プランが7,000円前後することを考えると、通信料金で月3,000円以上の差が出ます。2年間で7万円以上の差額です。
インフォメーション
"特別なお客様"へ向けた限定キャンペーン
楽天モバイルの三木谷浩史会長が、"特別なお客様"を対象にした限定キャンペーンが変更されました。
以前に5回線契約していたことがある人も再度チャンスがあります。
みなさん、このキャンペーンは継続しています。ただいつ終わるか終了日は未定ですので、お早めに契約した方がいいでしょう。
なんと!!ポイント付与条件が大幅に緩和され契約の翌々月からもらえます。
今月契約はかなりお得となります。
お一人様1回線までに変更されています。
つまり、端末代は高めでも、通信料金を含めたトータルコストで見れば楽天モバイルの方が安くなる可能性があるわけです。ただし、これには重要な前提条件があります。
最大の懸念は通信品質です。楽天モバイルの電波状況は地域によってかなり差があります。都市部では問題なくても、郊外や建物内では繋がりにくいという声をよく聞きます。私の知人も、自宅では問題ないけど職場のビル内では圏外になると嘆いていました。
楽天モバイル独自のメリットもあります。Rakuten Linkを使えば国内通話が無料、海外でも2GBまで追加料金なしで使える、楽天ポイントが貯まりやすいなど。楽天経済圏をフル活用している人なら、これらのメリットは大きいでしょう。
ポイント還元にも注意が必要です。21,000ポイントをもらうには、初めての楽天モバイル契約かつMNP、そして下取り端末の提出が必要です。過去に楽天モバイルを契約したことがある人は対象外。また、ポイントは楽天ポイントなので、現金ではありません。
買い替え超トクプログラムも、25ヶ月目に端末を返却することが前提です。返却時に画面が割れていたり、水没していたりすると、追加料金が発生します。2年間、かなり気を使って使う必要があります。
発売は9月19日8時からです。人気モデルは品薄になる可能性もあるので、購入を決めている人は早めの予約がおすすめです。ただし、慌てて契約する前に、必ず自宅や職場での電波状況を確認してください。
楽天モバイルがおすすめなのは、データを大量に使う人、楽天市場をよく利用する人、海外出張が多い人、そして何より楽天モバイルのエリア内で生活している人です。逆に、通信品質を最重視する人、楽天モバイルのエリア外の人、楽天経済圏に興味がない人は、他社を検討した方が良いでしょう。
個人的な意見としては、楽天モバイルは「安さ」と「品質」のトレードオフが最も顕著なキャリアだと思います。通信料金の安さは確かに魅力的ですが、それは一定の品質を犠牲にした上でのこと。このバランスをどう評価するかは、人それぞれの価値観次第です。
結論として、楽天モバイルのiPhone 17は、条件が合う人にとっては非常にお得な選択肢です。ただし、その条件とは、楽天モバイルのエリア内で生活し、データを大量に使い、楽天経済圏を活用し、通信品質にある程度妥協できる人、ということになります。
価格だけで飛びつくのではなく、自分の利用環境と照らし合わせて慎重に判断することが大切です。特に通信品質については、契約前に必ず確認することをおすすめします。楽天モバイルの店舗で試用機を借りて、実際の生活圏で使ってみるのも良いでしょう。賢い選択をするために、しっかりと情報収集をしてください。