iOS 18.4ついに公開！Apple Intelligenceが日本語対応

待望のAI機能が日本語で完全解禁——Siriの進化と写真編集の革新が使い勝手を大幅向上

アップルは4月1日、iPhone向け最新ソフトウェア「iOS 18.4」を一般ユーザー向けに公開した。今回のアップデートの目玉は、昨年発表され北米などで先行提供されていたAIサービス「Apple Intelligence」が、ついに日本語に完全対応したことだ。これにより、日本のiPhoneユーザーも最先端のAI機能を母国語で活用できるようになる。

Apple Intelligenceの全機能が日本語で利用可能に

iOS 18.4では、Apple Intelligenceの主要機能である「作文ツール」「Image Playground」「ジェン文字」がすべて日本語で利用可能になる。特に「作文ツール」は、メールやメッセージの文章作成をAIがサポートし、文体の調整や要約、校正などを行える便利な機能だ。

また注目すべきは、OpenAIの「ChatGPT」との連携が実現した点だろう。ユーザーは作文ツールやSiriから直接ChatGPTにアクセスできるようになり、これまで以上に高度な質問や相談が可能になる。さらに便利なのは、ChatGPTの利用にOpenAIのアカウント登録が不要な点だ。アップルとOpenAIの提携により、iPhoneユーザーは余計な手続きなくAI機能を活用できる。

進化したSiriがより身近な存在に

iOS 18.4では、アップルの音声アシスタント「Siri」も大きく進化した。画面の縁を包むように光るライト表示や、音声に反応する新しいアニメーションが追加され、視覚的にも魅力的になっている。

機能面では、言語理解力が大幅に向上し、ユーザーが言葉につまったり、不明瞭な指示を出した場合でも適切に理解できるようになった。また、Siriの声質もより自然で表情豊かになり、まるで人間と会話しているような体験を提供するという。

写真アプリの検索・編集機能が強化

写真アプリにも、AIを活用した便利な新機能が追加された。テキストによる高度な検索機能により、「去年の夏の海水浴」「東京で撮った夜景」といった自然言語での検索が可能になった。

さらに画期的なのは、写真から不要な物体を選んで削除できる機能だ。背景に映り込んだ見知らぬ人や、写真の構図を乱す電柱など、これまで諦めていた修正が簡単に行えるようになる。

通知システムの改善でユーザー体験向上

iOS 18.4では通知機能も改善された。優先度の高い通知が画面上部に目立つように表示され、緊急の対応が必要な通知は特別なデザインで表示される。これにより、重要な連絡を見逃すリスクが減少し、通知の管理がより直感的になった。

今回のiOS 18.4アップデートは、特に日本のユーザーにとって、AIの恩恵を十分に享受できる記念碑的なバージョンと言えるだろう。最新機能を試してみたい場合は、「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」からアップデートを実行できる。

（ガジェットカフェ編集部）

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