AirPods Pro 3が9月9日のAppleイベントで発表される可能性が高いという情報が出ている。ミンチー・クオ氏の予測によれば、さらに2026年にはカメラ付きモデルも登場するとか。確かに技術的には興味深いが、「カメラ付きイヤホン」って本当に誰が欲しがるのだろうか?
AirPods Pro 3の予想スペック
期待される改良点:
- 新デザイン採用
- H3チップ搭載
- ノイズキャンセリング強化
- 音質向上
- バッテリー性能向上
まあ、順当な進化という感じ。特にH3チップによるノイズキャンセリング向上は期待できそうだが、劇的な変化ではなさそう。
2026年の「カメラ付きイヤホン」構想
クオ氏によると、2026年モデルには以下の機能が搭載される予定:
- 赤外線対応カメラ内蔵
- Apple Vision Proとの連携
- ハードウェアの抜本的設計変更
正直、「カメラ付きイヤホン」と聞いて最初に思ったのは「それって必要?」ということ。
想定される用途を冷静に検証
記事では以下のような用途が想定されている:
- 空間コンピューティング
- AR体験
- 健康モニタリング
- セキュリティ機能
- ハンズフリー操作
現実的な疑問:
- 日常でこれらの機能をどれくらい使うのか?
- プライバシーの懸念は大丈夫?
- 耳に付けたカメラで何を撮影するのか?
- バッテリー持ちはどうなる?
プライバシー問題が最大の課題
イヤホンにカメラが付いていると、周囲の人は「撮影されているかも」と不安になるはず。Google Glassが普及しなかった理由の一つもプライバシー懸念だった。
考えられる問題:
- 盗撮への悪用リスク
- 常時監視されている感覚
- 公共施設での使用制限
- 法的規制の必要性
Apple Vision Proとの連携は理解できるが...
Apple Vision Proが重すぎるという課題を、AirPodsとの連携で解決するアイデアは理解できる。でも、そもそもVision Pro自体がまだニッチな製品。AirPodsにカメラを付けてまで対応する必要があるのか疑問。
技術的課題も山積み
実現の難しさ:
- イヤホンサイズでのカメラ小型化
- 追加機能による電力消費増
- 耐久性の確保
- データ処理の最適化
これらの課題をクリアしても、本当にユーザーが求める機能なのか?
価格はかなり高額になりそう
カメラとその関連技術を搭載すれば、価格は確実に上昇する。現在のAirPods Proでも3万円超え。カメラ付きだと5万円以上になる可能性も。
その価格を払ってまで欲しい機能だろうか?
9月9日の発表に期待
AirPods Pro 3については、順当な進化で十分魅力的。H3チップによる性能向上やノイズキャンセリング強化は実用的な改善だ。
むしろ、こういう着実な進化の方が多くのユーザーには価値がある。
結論:カメラ付きは技術デモ的?
2026年のカメラ付きAirPodsは、技術的なデモンストレーション的な意味合いが強いのかもしれない。「技術的にはできる」ということを示すための製品で、実際の普及は限定的になりそう。
現実的な判断:
- AirPods Pro 3は着実な改善で魅力的
- カメラ付きモデルは用途が不明確
- プライバシー問題が大きな障壁
- 価格vs価値の釣り合いが疑問
技術の進歩は素晴らしいが、「できる」ことと「必要」なことは別。カメラ付きイヤホンが本当にユーザーの生活を豊かにするのか、慎重に見極める必要がありそうだ。
ガジェットカフェ編集部
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