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iPhone 17のバッテリー容量大幅増、eSIM専用化が生んだ予想外のメリット

iPhone 17シリーズの分解動画が公開され、バッテリー容量の詳細が明らかになりました。特に注目すべきは、eSIM専用モデルでの大幅な容量増加です。iPhone 17 Proで18.7%増の4,252mAh、Pro Maxでは5,088mAhという、ついに5,000mAh超えを達成しています。

この容量増加の秘密は、物理SIMカードトレイの廃止にあります。あの小さなトレイとその周辺機構が占めていたスペースをバッテリーに転用することで、約260mAhもの容量増加を実現。これは実に賢い設計変更です。

日本はeSIM専用地域に指定されているので、我々は自動的に大容量バッテリー版を手に入れることになります。これは朗報ですが、同時に物理SIMカードが使えないという制約も受け入れる必要があります。格安SIMを頻繁に切り替える人や、海外で現地SIMを使う人には不便かもしれません。

iPhone Airの3,149mAhという容量は正直物足りない感じがします。前世代のPlusモデルから1,500mAh以上も減っているのは、薄型化の代償としてはあまりにも大きいです。バッテリー持ちを重視する人は、Airは避けた方が良さそうです。

分解動画で明らかになった新型ベイパーチャンバー冷却システムも興味深いです。バッテリー容量が増えれば発熱も増える可能性があるので、冷却システムの強化は必須でした。Apple設計のN1チップによる電力効率向上も、バッテリー持ちの改善に貢献するでしょう。

競合他社と比較すると、iPhone 17 Pro Maxの5,088mAhはようやく追いついたという感じです。Androidフラッグシップはすでに5,000mAh超えが当たり前になっていましたから。ただ、iOSの電力効率の良さを考えると、実使用時間ではiPhoneが優位に立つ可能性があります。

気になるのは充電時間です。容量が増えれば当然充電時間も長くなります。特にiPhoneは充電速度が遅めなので、5,088mAhをフル充電するのに2時間以上かかるかもしれません。急速充電の改善も同時に行われていることを期待したいです。

SIM搭載版とeSIM専用版で容量が異なるというのは面白い現象です。同じモデルなのに地域によってバッテリー容量が違うなんて、これまでにない試みです。グローバル企業としては製造コストが上がりそうですが、それでも実行したところにAppleの本気度を感じます。

実使用時間の改善予測では、iPhone 17 Proで約2時間の延長とありますが、これは相当大きな改善です。朝から晩まで充電なしで使えるようになれば、モバイルバッテリーを持ち歩く必要もなくなるでしょう。

ただし、重量の増加は避けられません。バッテリーは重いパーツですから、容量増加は重量増加に直結します。特にPro Maxは、ただでさえ重いのにさらに重くなる可能性があります。長時間の片手操作は厳しくなりそうです。

個人的には、この方向性は正しいと思います。スマートフォンの性能が上がり、5Gの普及で通信量も増える中、バッテリー容量の増加は必須でした。薄型化よりも実用性を優先したAppleの判断を支持します。

結論として、iPhone 17シリーズのバッテリー容量増加は、eSIM専用化という制約と引き換えに得られた大きなメリットです。特に日本のユーザーにとっては、自動的に大容量版が手に入るのは嬉しい誤算でしょう。ただし、iPhone Airを選ぶ際は、バッテリー持ちの犠牲を覚悟する必要があります。

9月19日に発売されましたが、実際の使用時間がどれだけ改善されるか、ユーザーレビューが楽しみです。カタログスペックと実使用は違いますから、現実的な評価を待ちたいと思います。

ガジェットカフェ編集部

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